2014年01月27日

「もしも山登りを趣味とする人が、漫画の『HELLSING』風のセリフを述べたら」と考えました

 『快適な登山道に飽きた人

 その漫画の『HELLSING』風のブロガーは、愛読者たちに向かって語り始めた。
 ブロガー:「諸君、私は山登りが好きだ」
 「諸君、私は山登りが大好きだ」

 「最近の私は、ある著名な山に登った。終始、立派な登山道だった」
 「だが、敷かれたレールをただ進むだけという感覚が生じ、私は胸がシュンとする気持ちになった」
 「親切な道標が幾つも設置されていたが、安心よりも嫌気を覚えた」

 ブロガー:「諸君。私は、お手軽な登山に疑問を抱いている
 「諸君。私の登山に付き従う諸君。君達は、登山に何を求めている?更なる、お手軽登山を望むか?」
 「お仕着せの登山を続けたいか?それとも、冒険心が踊るヤブ山を望むか?」

 愛読者達の声:「ヤブ山! ヤブ山! ヤブ山!」

 ブロガー:「よろしい。ならば、ヤブ山だ
 「諸君と私は、まだ登山を始めて半年足らずの初心者に過ぎない」

 「しかし、諸君の心意気の高さは、8000m級の山の13座に匹敵すると私は信じている」
 「ならば我々は、諸君と私で14座を制覇した登山家集団ということになる」
 「お手軽登山で眠りこけていた冒険心を、叩き起こそう」
 「ヤブ山の魅力をネット上で語り、一般人の関心をつかんで賛同の意を引きずり出し、野生の勘を思い出させよう」

 愛読者達の声:「思い出させよう! 思い出させよう! 思い出させよう!」

 ブロガー:「サンダルやスニーカーで登山する者達に、我々の登山靴の音を思い出させてやる」
 「人工的に整備された登山道で満足する者達に、本来の自然の姿を思い出させてやる」
 「我々は、今まさに未踏のルートを穿とうとするハーケン状態だ。大手を振って歩ける快適な登山道では、もはや物足りない!」
 「ヤブ漕ぎを! 一心不乱のヤブ漕ぎを!

 愛読者達の声:「ヤブ漕ぎを! ヤブ漕ぎを! ヤブ漕ぎを!」

 その翌日、ブロガーと愛読者達はヤブ山の麓に集合した。
 ブロガー:「GPS、捕捉開始」
 「車道から沢に下りて、対岸に渡渉」
 「林業関係者が設置した索道の控えワイヤーを、回避」
 「ハイドレーション、解除。水分を補給」
 「初めてのヤブ山、目標は山頂の三角点。行くぞ、諸君!

 愛読者達の声:「行くぞ私達! 行くぞ私達! 行くぞ私達!」

 その後、ヤブ山から帰ってきたブロガーは、感想の記事を書いた。
 ブロガー:「イバラが多かった。倒木も多かった。石ころが歩行を微妙に妨げた。丸太の橋は腐っていた」
 「土砂崩れで道が無くなっていた。迂回路は無かった。撤退するしかなかった」

 ブロガー:「帰った後も、服が埃だらけで洗濯が大変だった」
 「全身すり傷だらけで風呂に入るのも難儀した」
 「筋肉痛が、半端ない」
 「職場の同僚から『どこの山に登ってきたの?』と聞かれたので、山名を伝えたところ、『ふうん……』という薄いリアクションだった」

 ブロガー:「というわけで、ヤブ山なんて二度と行きません」(完)
ラベル:疲れ
posted by TAKA at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 山登りに関するネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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